食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04830100149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価410(FGE.410):4 ,5 ,7-トリヒドロキシフラバノンに関する科学的意見書を公表
資料日付 2017年11月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月15日、香料グループ評価410(FGE.410):環状アルキル、環状アルコキシ及び酸素含有官能基の側鎖を有するフェノール誘導体の化学グループ25の4
,5
,7-トリヒドロキシフラバノンに関する科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 4
,5
,7-トリヒドロキシフラバノン又はナリンゲニン(FL-no: 16.132)は、グレープフルーツ、オレンジ及びトマト中に天然に存在する。当該物質は、特定の食品分類においてフレーバーを変える特性を有する香料物質として意図して使用される。当該香料物質の規格及び製造に関する情報は十分であると見なされたが、しかしながら、食品中での安定性に関するデータが不十分である。
 EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、入手可能な遺伝毒性試験が著しく不十分で、ナリンゲニンの遺伝毒性の可能性に関し結論付けるには不十分であることに留意した。
 従って、当該香料物質は評価手順により評価できない。更に、CEFパネルは、当該香料物質が代謝及び医薬品の消失と相互作用する可能性を意味する当該香料物質によるシトクロムP450の阻害がin vivo動物試験において明確に立証され、推定されるばく露レベルにおいて、ヒトに対してリスクをもたらさないという確固たる情報はないことに留意した。
 当該香料物質の安全性評価を継続するためには、経済協力開発機構(OECD)のテストガイドライン471、487及びGLP基準に従った細菌復帰突然変異試験及びin vitro小核試験が必要である。たとえそれらの試験で遺伝毒性の可能性が示されなかったとしても、評価を終わらせるためには、追加の毒性学的データが必要である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5011