食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04820380149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、微生物学的基準値作成のための要件に関するガイダンスに係る科学的意見書を公表
資料日付 2017年11月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月13日、微生物学的基準値作成のための要件に関するガイダンスに係る科学的意見書を公表した(60ページ、2017年10月19日採択)。
 EFSAは生物学的ハザード(BIOHAZ)パネルに対して、(i)微生物学的基準値設定の提言のためにリスク管理者からの要請に取り組むためにBIOHAZパネルが用いた手法の再検討、(ii)病原性微生物及び指標微生物に対する微生物学的基準値の作成を検討するのに必要な科学的証拠、データ、手法/ツールに関するガイダンス、(iii)微生物学的基準値を設計するための手法/ツールの推薦、(iv)微生物学的基準値に関連して、リスク管理者と比較したリスク評価者の要件及び職務についてのガイドライン、を提供する科学的意見書の呈示を要請した。
 本文書では、(i)定量的微生物リスク評価(QMRA)が可能である、(ii)保菌率及び濃度のデータが入手できるが、QMRAモデルではない、(iii)QMRA、保菌率あるいは濃度のデータの何れも入手できない、のような場合の手法に関するガイダンスを提供している。リスク評価者の役割は、公衆衛生及び製品の法令順守における様々な微生物学的基準値の影響を評価することに焦点を置くべきである。
 以下の事柄はリスク管理者の職務である:(1)明確な質問事項を考案する。リスク評価者と相談することが望ましい、(2)微生物学的基準値の設定を決定する、又は一次生産部門に対象を絞る、そしてこの基準値を使用するために特別に意図された目的を考案する、(3)公衆衛生面及び製品の法令順守への影響の評価における不確実性を検討する、(4)微生物学的基準値を適用しようとするフードチェーンにおけるポイントを決定する、また不順守の場合に取るべき行動を決定する。
 リスク評価者の職務は、もし十分な情報があれば、質問事項が正確な回答を得られるような形にしっかり策定されるよう、また、入手可能な科学的根拠を基に不確実性の評価を含めて明確な回答が確かに得られるよう、リスク管理者を支援することである。
 当該意見書は以下のURLから入手可能。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2017.5052/pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5052