食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04800400482 |
タイトル | 香港食物環境衛生署食物安全センター、「サラダの微生物学的品質」に関するリスク評価研究報告書を公表 |
資料日付 | 2017年10月13日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 香港食物環境衛生署食物安全センターは10月13日、「サラダの微生物学的品質」に関するリスク評価研究報告書を公表した。概要は以下のとおり。 同センターが以前に実施した香港におけるサラダの微生物学的品質に関する研究では、全体として明らかな問題は見出されなかったものの、最近の国外における研究及び報告では病原菌に汚染されたサラダには潜在的な健康リスクがあると指摘されている。よって、香港で販売される加熱調理されていない野菜を用いた主なサラダの微生物学的品質の最新状況を知るため、同センターは関連のリスク研究を再び行った。 2016年9月から2017年2月までに、同センターは店舗から計101検体を採取した。このうち、8検体は水耕栽培されたサラダ菜検体、4検体は生魚とミックスされたサラダ菜検体であり、衛生署衛生防護センターの下部組織である公共衛生化学検査サービス処が全検体の分析を行った。食品由来病原菌(病原性大腸菌O-157、サルモネラ属菌、リステリア・モノサイトゲネス)及び衛生指標菌(大腸菌)の含有量について測定が行われた。 1. 分析結果 サラダ1検体からリステリア・モノサイトゲネスが2 ,400cfu/g検出された以外、100検体中の食品由来病原菌含有量はいずれも「満足な」レベルだった(即ち、(食品25g中から)サルモネラ属菌及び病原性大腸菌O157が検出されない、及び(食品25g中から)リステリア・モノサイトゲネスが検出されない又はリステリア・モノサイトゲネス含有量が10cfu/gより少ない)。衛生指標菌(即ち大腸菌含有量)については、「食品中の微生物含有量ガイドライン」(2014年版)に基づき「不満足な」検体はなかった。 2. 結論 検査対象微生物は、大部分の検体(99%)において食品安全問題に関与せず、全体の衛生学的品質は満足できるものだった。汚染された原材料、不十分な温度管理、処理後に汚染された食品はいずれも「不満足な」結果をもたらす。普遍的ではないとしても、研究結果より加熱せずにそのまま食べられる生鮮農産物や製品にはやはり微生物汚染の可能性があるということがはっきりと示されたことから、市民(特に感染しやすい人)は関連のリスクを軽視すべきではない。 報告書の全文は以下のURLから入手可能(PDFファイル33ページ/英語版)。 http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/programme/programme_rafs/files/programme_rafs_fm_01_24_Report_c.pdf 本研究に関するプレスリリースは以下のURLから入手可能。 http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/press/20171013_0949.html |
地域 | アジア |
国・地方 | 香港 |
情報源(公的機関) | 香港食物環境衛生署食物安全センター |
情報源(報道) | 香港食物環境衛生署食物安全センター |
URL | http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/programme/programme_rafs/files/programme_rafs_fm_01_24_Executive_Summary_c.pdf |