食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04800350477 |
タイトル | カナダ公衆衛生庁(PHAC)、パン粉をまぶした生鶏肉の冷凍製品が原因と見られるサルモネラ集団感染に関する調査について最新情報を提供 |
資料日付 | 2017年10月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ公衆衛生庁(PHAC)は10月18日、パン粉をまぶした生鶏肉の冷凍製品が原因と見られるサルモネラ集団感染に関する調査について最新の情報提供を行った。概要は以下のとおり。 同庁は、州の公衆衛生当局、カナダ食品検査庁(CFIA)及びカナダ保健省(Health Canada)と協働で、6州で発生した、パン粉をまぶした生鶏肉の冷凍製品が原因と見られるサルモネラ・エンテリティディス集団感染に関して調査を行っている。 CFIAは、Sofina Foods Inc.による以下の2種類の製品のリコールを公表している。 ・Janes Pub Style Chicken Burgers-Uncooked Breaded Chicken Burgers(800g) ・Janes Pub Style Snacks Popcorn Chicken-Uncooked Breaded Chicken Cutlettes(800g) これらの製品は全てカナダ全土で流通している。当該製品は今回の集団感染に関する調査と関連性があると見られることから、PHACはカナダ国民に対して、リコール製品を摂取しないよう助言する。 2015年以降、全国規模の集団感染調査がパン粉をまぶした鶏肉製品のリコールに繋がったのは、今回が3回目である。 カナダ人に対するリスクは低い。 10月18日時点で、6州(前回9月28日と比べ2州増)で18人(同5人増)のサルモネラ・エンテリティディスが原因のサルモネラ症患者が報告されている。州別内訳は、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州1人(今回が初めての報告)、アルバータ州1人(同)、オンタリオ州10人(前回と比べ3人増)、ケベック州2人(同変わらず)、ニューブランズウィック州2人(同変わらず)及びノバスコシア州2人(同変わらず)である。6人が入院した(同2人増)。患者の1人(今回が初めての報告)が死亡しているが、サルモネラ属菌が死因に寄与しているかは断定されていない。患者は今年の6~9月に発病した。患者の年齢は0~85歳で、平均年齢は41歳である。患者の大半(67%)は女性である。 現時点での調査結果から、パン粉をまぶした生鶏肉の冷凍製品へのばく露が感染源として特定されている。複数の患者が、発病前にPub Style Chicken Burgers(800g)を摂取していた。賞味期限2018年5月12日の同製品及び賞味期限2018年5月15日のJanes Pub Style Snack Popcorn Chicken(800g)の検体は、検査でサルモネラ・エンテリティディス陽性であった。陽性検体からは、今回の集団感染で報告された患者と同じ遺伝子フィンガープリントが検出された(全ゲノムシークエンス解析法による)。 当該集団感染に関する調査は継続中であり、調査との関連性があると見られる更なる製品が特定される可能性がある。調査の進展に応じて定期的に情報が更新される。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ公衆衛生庁(PHAC) |
情報源(報道) | カナダ公衆衛生庁(PHAC) |
URL | https://www.canada.ca/en/public-health/services/public-health-notices/2017/outbreak-salmonella-infections-linked-frozen-raw-breaded-chicken-products.html |