食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04791030149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、EFSAの科学パネルメンバーの雇用先機関に対する調査に関する技術的報告書を公表 |
資料日付 | 2017年9月27日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は9月27日、EFSAの科学パネルのメンバーとして専門家を送り出している欧州の公的機関及び大学等に対する調査に関する技術的報告書(2017年9月1日承認、26ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2017.e15091)を公表した。概要は以下のとおり。 1. EFSAの科学パネルのメンバーはEFSAの職員ではなく、多くの場合において公的機関(とりわけ欧州各国のリスク評価機関)、大学及びその他の研究機関の正規職員である。それらの専門家らに対するサポートを改善するため、専門家らのフィートバックを得る定期的な調査が行われてきた。これまで、(訳注:専門家らの)雇用先機関の意見は求められていなかった。本調査の目的は、EFSAの設立規則(※)で定めるEFSAへの専門家の人材供給の確保におけるそれらの機関(訳注:専門家の雇用先機関であり、EFSAに専門家を供給する機関)による継続した支援に影響を与える諸状況への理解を深めることである。 2. 欧州全域の様々な関連機関がこの調査への参加を呼び掛けられた。70%を超える回答率は、非常に高いものと考えられた。 3. 調査結果により、専門家らの勤務時間内における相当量の時間がパネルの仕事に費やされることが示される。パネルの仕事をしている研究職員の雇用先機関が特定した利益には、(1)科学者間の人脈作り、(2)雇用先機関への知識移転によるリスク評価の専門知識の集積、(3)欧州連合(EU)規模において専門家及びその所属機関が認められること、が含まれる。留意された大きな懸念事項は、EFSAの科学パネルメンバーであるために求められる時間及び労力であり、雇用先機関において果たす必要があるその他の業務の遂行に影響を与えていることである。経済的な支援については、専門家に支払われる謝金と勤務時間中に行われるパネルの仕事の経費との間に大きな差があることが調査結果により示されている。 4. 本調査は、EFSAの業務に貢献する専門家らに対する条件を最適化するための改善策への洞察を示し、また、今後の協議のための基盤を形成するものである。この専門家(訳注:供給)システムを改善する主な提案には、雇用先機関への財源の増加を必要とするが、(1)面談会合への依存度を減らすこと、(2)作業部会への若手専門家の登用、(3)事務手続きの簡略化、(4)専門家によるEFSAの仕事への雇用先機関による認知度の向上等も提案された。 ※訳注:欧州議会及び理事会規則(EC) No 178/2002 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/sp.efsa.2017.e15091/pdf |