食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04790900492
タイトル 台湾衛生福利部国民健康署、妊娠を計画している女性又は妊娠中の女性は、特に葉酸、ヨウ素、鉄を摂取するよう注意喚起
資料日付 2017年9月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  台湾衛生福利部国民健康署は9月22日、妊娠を計画している女性又は妊娠中の女性は、特に葉酸、ヨウ素、鉄を摂取するよう注意喚起した。
 「葉酸」、「ヨウ素」、「鉄」は胎児の成長と発達にとって重要な栄養素である。2013年から2016年までの国民栄養健康状態推移調査結果では以下のことが示された。15歳から49歳までの出産可能年齢の女性の約6.9%で、血清中の葉酸濃度が世界保健機関(WHO)が推奨する葉酸濃度の正常下限値(6ng/mL)を下回った。妊娠中の葉酸不足により胎児の脳及び脊髄の先天性神経管欠損のリスクが増加する。また、約39.6%で尿中のヨウ素濃度がWHOが推奨する栄養的に十分とされるヨウ素基準の下限値(100μg/L)を下回った。妊娠中のヨウ素不足により流産、死産、新生児の先天性甲状腺機能低下症、知能の低下、認知機能の発達の遅れが生じる可能性がある。更に、約22.4%が貧血(ヘモグロビン濃度<120g/Lを貧血とみなす)、17.8%が鉄欠乏(フェリチン濃度がWHO推奨範囲の下限値である12ng/mLを下回る)だった。妊娠中の長期にわたる鉄不足は胎児の成長発達の遅れを招きやすく、早産にもなりやすい。
 同署は葉酸、ヨウ素、鉄の摂取量について以下のように推奨している。
1. 葉酸:出産可能年齢の女性及び妊娠を計画している女性は計画段階において400μg/日、妊娠中は600μg/日摂取することを推奨する。
2. ヨウ素:出産可能年齢の女性は140μg/日、妊娠中は200μg/日摂取することを推奨する。
3. 鉄:出産可能年齢の女性及び妊娠中の女性は15mg/日摂取することを推奨する。妊娠第3期の女性は45mg/日まで増量すべきである。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾衛生福利部
情報源(報道) 台湾衛生福利部
URL https://www.mohw.gov.tw/cp-3558-37603-1.html