食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04790220149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分メトキシフェノジドのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2017年9月6日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は9月6日、農薬有効成分メトキシフェノジド(methoxyfenozide)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2017年8月10日承認、25ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2017.4978)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 抄録(抜粋) 本結論は、生食用及びワイン用のぶどう、とうもろこし及び未成熟とうもろこし、果菜類(トマト、とうがらし、なす)並びに葉菜類(レタス及びその他のサラダ用野菜、ほうれんそう及び類似野菜、ハーブ類)に対する殺虫剤としてのメトキシフェノジドの代表的用途の評価に基づいて出された。 2. 哺乳動物毒性(抜粋、p. 9~10) 合意された許容一日摂取量(ADI)は0.1mg/kg体重/日である。これは、ラット2年間試験における411mg/kg体重/日の用量での肝毒性、甲状腺毒性及び血液毒性に基づく無毒性量(NOAEL)の10mg/kg体重/日を根拠とするものである。このADIは、イヌ1年間試験におけるNOAELの9.8mg/kg体重/日により支持されている。不確実係数(UF)の100が適用された。同じADIが、最初のピアレビュー・プロセス(European Commission , 2004)で設定された。 合意された急性参照用量(ARfD)は、0.1mg/kgである。これは、イヌ1年間試験において106mg/kg体重/日の用量で観察された溶血性貧血(haemolytic anaemia)についてのNOAELの9.8 mg/kg体重/日を根拠とするものである。このARfDは、イヌ2週間試験により支持されている。専門家らは、そのイヌ1年間試験について、保守的ではあるが、当該ARfDを設定するためには妥当なアプローチであると考えた。これとは異なるARfD(イヌ2週間試験に基づき、UFの100を適用した0.2mg/kg体重/日)が最初のピアレビュー・プロセス(European Commission , 2004)で設定されたが、このイヌ2週間試験は、ARfDを設定するにあたり頑健性が不十分であると考えられたため、このARfDは、もはや適切ではないと考えられた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2017.4978/pdf |