食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04770490450
タイトル Eurosurveillance:「英国における牛海綿状脳症(BSE)及びスクレイピーの費用対効果のより高いサーベイランス選択肢のための証拠」
資料日付 2017年8月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Volume 22
, Issue 32
, 10 August 2017)に掲載された論文「英国における牛海綿状脳症(BSE)及びスクレイピーの費用対効果のより高いサーベイランス選択肢のための証拠(Evidence for more cost-effective surveillance options for bovine spongiform encephalopathy (BSE) and scrapie in Great Britain)、著者BA Wall( Royal Veterinary College
, 英国)ら」の概要は以下のとおり。
 伝達性海綿状脳症(TSE)は公衆衛生上の大きな懸念である。1980年代のBSEの出現、及びヒトのクロイツフェルト・ヤコブ病との関連性から、アクティブ・サーベイランスは欧州連合(EU)のTSE管理方策の重要な要素となっている。この方策の成功は、今日の検査動物数に比べて検出症例数が極めて少なくなったことを意味している。今後サーベイランス方策を改善していくことで、資源を他の公衆衛生上の優先課題に転換することが可能となる。
 いくつかの代替方策について費用対効果の分析を行った。その方策には、英国のBSE及びスクレイピーの検査頭数の縮小、及びスクレイピーでは、と畜場で採取するめん羊検体の割合を死亡動物(農場で死亡)に変更する案が含まれている。BSEについてモデル化された最も費用対効果の高い方策では、死亡牛の検査割合を100%から75%に減らすものがあり、年間70万英ポンド費用を節約することができた。もし死亡牛の検査を50%にすれば、年間140万英ポンドの費用削減が達成できるであろう。
 しかし、これらを削減することによって、集団発生を検出するまでにサーベイランスが要する期間が増加すると予想される。スクレイピーについていえば、と畜場検体の割合を減らすことは最も費用対効果の高い方策モデルであり、サーベイランス効果への影響も限定的である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=22856