食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04770430450 |
タイトル | Eurosurveillance:「2015年スロバキアにおける食餌性ボツリヌス症を引き起こしたボツリヌス神経毒素A3亜型の再出現」 |
資料日付 | 2017年8月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 22 , Issue 32 , 10 August 2017)に掲載された論文「2015年スロバキアにおける食餌性ボツリヌス症を引き起こしたボツリヌス神経毒素A3亜型の再出現(Reoccurrence of botulinum neurotoxin subtype A3 inducing food-borne botulism , Slovakia , 2015)、著者L Mad’arova(Regional Authority of Public Health Banska Bystrica , スロバキア)ら」の概要は以下のとおり。 2015年にスロバキアで1人の食餌性ボツリヌス症患者が発生した。A型ボツリヌス菌(Clostridium botulinum)が、ほぼ空になったハマス(豆を茹でてペースト状にしたもの) のチューブ3個から分離された。スロバキア及びチェコで販売されていた当該製品は市場から回収され、欧州委員会(EC)の食品・飼料早期警戒システム(RASFF)を通じて直ちに警報が発せられた。 更なる調査によってボツリヌス神経毒素(BoNT)BoNT/A3亜型の存在が明らかになった。これは極めて珍しい亜型で、これまでに一度だけ集団感染に関与している(1922年スコットランドLoch Maree)。これはBoNT/Aの亜型では最も相違度が大きく、BoNT/A1原型と比較してアミノ酸レベルで15.4%異なっている。このことから免疫学的及びPCRベースの検出法では見逃されることが起こりがちである。 検査機関に向けて、この亜型が最初の集団感染から約100年を経ての2回目の食餌性ボツリヌス症に関連していることを知らせ、この異なる亜型に対する免疫学的、又はPCRベースの検出法の有効性を確認することが推奨される。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=22853 |