食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04760520450 |
タイトル | Eurosurveillance:「2013年10月のイタリア全国調査での腸内細菌科細菌におけるβラクタマーゼ疫学の進展:外来患者でのKPCカルバペネマーゼの拡大」 |
資料日付 | 2017年8月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 22 , Issue 31 , 03 August 2017)に掲載された論文「2013年10月のイタリア全国調査での腸内細菌科細菌におけるβラクタマーゼ疫学の進展:外来患者でのKPCカルバペネマーゼの拡大(Evolving beta-lactamase epidemiology in Enterobacteriaceae from Italian nationwide surveillance , October 2013: KPC-carbapenemase spreading among outpatients )、著者T. Giani (University of Siena , イタリア)ら」の概要は以下のとおり。 基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)、AmpC型βラクタマーゼ(ACBL)及びカルバペネマーゼは、腸内細菌科細菌での耐性機序において最も重要である。本研究では、2013年10月に実施されたイタリアの全国横断調査での大腸菌(n=2 ,352)、Klebsiella pneumoniae(n=697)、Proteus mirabilis(n=275)の連続した非複製(consecutive non-replicate )分離株における耐性機序の存在を調査した。 全体として、分離株の15.3%が基質特異性拡張型セファロスポリンに非感受性だがカルバペネムに感受性(ESCR-carbaS)であったが、4.3%はカルバペネムにも非感受性(ESCR-carbaR)であった。 ESCR-carbaS分離株は3菌種全てに見られ、入院患者の分離株での割合が高いが(20.3%)、外来患者の分離株でもかなりの割合があった(11.1%)。ESCR-carbaS分離株の多くはESBL陽性で(90.5%)、それらの多くはblaCTX-Mグループ1遺伝子を保有する大腸菌であった。獲得型ACBLはあまり多くなく、大半がP. mirabilisで検出された。ESCR-carbaR分離株は大半がK.pneumoniae(入院患者及び外来患者の分離株のそれぞれ25.1%及び7.7%)であり、blaKPCが最も一般的なカルバペネマーゼ遺伝子であった。 ESBL及びカルバペネマーゼ産生菌の増加傾向は、以前のイタリアの調査と比較した場合も外来患者にみられる結果となっていた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=22847 |