食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04760160149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分プロピコナゾールのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2017年7月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月12日、農薬有効成分プロピコナゾール(propiconazole)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2017年6月9日承認、28ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2017.4887)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 抄録(抜粋)
 本結論は、小麦及び大麦に対する殺菌剤としてのプロピコナゾールの代表的用途の評価に基づいて出された。
2. 哺乳動物毒性(抜粋、p. 9)
 プロピコナゾールの毒性プロファイルの再評価により、既存の急性参照用量(ARfD) (European Commission
, 2003b)の改定が導かれている。最初の検証において、ラットにおける発生毒性に基づき、ARfDは0.3mg/kg体重と設定された。専門家らは、同じ出発点(starting point)、即ち、ラットを用いた発生毒性試験での90mg/kg体重/日の用量において認められた発生毒性についての発生無毒性量(developmental NOAEL)の30mg/kg体重/日を維持することに合意した。最初の検証においては、標準的な不確実係数(UF)の100が適用された。専門家らは、ラットにおける発生毒性についての最小毒性量(LOAEL)と比較して900の安全マージンを与えるために、標準的なUFの100に追加してUF3を適用することに合意した。その結果得られたARfDは、0.1mg/kg体重である。
 最初の検証において設定された許容一日摂取量(ADI)は、0.04mg/kg体重/日(端数処理した値)であった。専門家らは、この数値を維持することに合意した。このADIは、ラットを用いた2年間試験での18.1mg/kg体重/日の用量における副腎毒性に基づいた関連する長期無毒性量(long-term NOAEL)の3.6mg/kg体重/日を根拠としており、UFの100が適用された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2017.4887/pdf