食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04730330450 |
タイトル | Eurosurveillance:「1986~2015年のイタリアにおけるボツリヌス症」 |
資料日付 | 2017年6月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 22 , Issue 24 , 15 June 2017)に掲載された論文「1986~2015年のイタリアにおけるボツリヌス症 (Botulism in Italy , 1986 to 2015)、著者F Anniballi(Istituto Superiore di Sanita (ISS) , イタリア)ら」の概要は以下のとおり。 ボツリヌス症は稀な、ボツリヌス毒素による重症の神経麻痺性疾患である。公衆衛生上の影響が大きい可能性があることから、欧州ではボツリヌス症は厳密な監視対象の感染症である。イタリアは欧州で最も高い発生率の国の一つであるが(人口10万対0.03症例)、ボツリヌス症は、症例ベースのパッシブサーベイランスシステムを通じて監視されている。疑い例を診断した最前線の医師は直ちに地域の衛生部局に、また12時間以内に保健省に通知しなくてはならない。 1986~2015年の間にボツリヌス症確定症例466人がイタリアで報告されている(疑い例1 ,257人中)。これらのうち、421人は食餌性(適切に加工されていない自家製缶詰瓶詰食品の摂取によるボツリヌス症が最も多い)であり、乳児ボツリヌス症は36人でこれは欧州で登録された同種類の症例の約50%に当たっている。また、6人が創傷性ボツリヌス症及び3人が成人での腸管定着によるものであった。 このような状況から、食餌性ボツリヌス症のリスクについて、特に家庭での保存食品に関して、一般に向けた注意喚起に更なる努力が求められること、また迅速かつ正確なボツリヌス症の診断を行うために最前線の医療現場の人々の訓練の向上が求められることが示唆された。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=22814 |