食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04730300104
タイトル 論文紹介:「2009年から2014年の米国における未殺菌の牛乳及びチーズの摂取に関連した集団感染関連疾病の負荷」
資料日付 2017年5月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Emerging Infectious Diseases (Volume 23
,Number 6
,June 2017)に掲載された論文「2009年から2014年の米国における未殺菌の牛乳及びチーズの摂取に関連した集団感染関連疾病の負荷(Outbreak-Related Disease Burden Associated with Consumption of Unpasteurized Cow’s Milk and Cheese
, United States
, 2009?2014)、著者S. Costard(EpiX Analytics
, 米国)ら」の概要は以下のとおり。
 米国における未殺菌乳の人気の高まりは、公衆衛生上の懸念を提起している。ここでは、公開されている集団感染データを基にモデルを用いて、志賀毒素産生性大腸菌、サルモネラ属菌、リステリア・モノサイトゲネス及びカンピロバクターに汚染された牛乳及びチーズの摂取が原因となる集団感染関連の疾病及び入院を推定した。
 米国では、乳製品摂取に関連した集団食中毒が年間平均760人の患者及び22人の入院の原因となっており、大半がサルモネラ属菌及びカンピロバクターが病因となっている。人口の3.2%のみが摂取している未殺菌乳及び人口の1.6%のみが摂取している未殺菌チーズが、汚染乳製品が原因となる疾病の96%を引き起こしている。未殺菌乳製品は殺菌製品と比較して840倍(95% Crl 611~1
,158)の疾病及び45倍(95% Crl 34~59)の入院の原因となっている。未殺菌乳製品の摂取が増加すれば、疾病は着実に増加するであろう。未殺菌乳又はチーズの摂取が2倍になると、集団感染関連疾病は96%増加する可能性がある。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/23/6/pdfs/15-1603.pdf