食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04710540314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、家畜由来メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の家きん肉からのヒト感染リスクは低いとの情報を提供
資料日付 2017年4月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は4月26日、家畜由来メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の家きん肉からのヒトの感染リスクは低いとの情報提供を行った(2017年4月26日付けBfR情報提供 No.005/2017)。概要は以下のとおり。
 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は全てのβ-ラクタム系抗菌性物質、即ちペニシリン系及びセファロスポリン系に対して耐性を有する。これらの細菌は、他の種類の抗菌性物質に対しても耐性を示す場合が多い。
 MRSAは家畜及び食品からも検出される。しかし、臨床データによれば、家畜から検出される株(家畜関連MRSA、LA-MRSA)のヒト感染に関する重要性は二次的なものに過ぎない。例外的に、家畜と頻繁に接触する人たち(家畜を専門に取り扱う農業従事者及び獣医師など)はLA-MRSAのキャリアとなる可能性がある。
 食品を経由したLA-MRSAのヒト感染は、これまで観察されたことがない。BfR及びデンマーク国立血清学研究所(SSI)の共同研究チームは、特定の種類のLA-MRSAが家きん肉経由でヒトに感染する可能性があると結論付ける。以前には、この種類のLA-MRSA(いわゆるCC9/CC398)による少数の感染者がデンマークで報告された。しかしBfRは、全体としては、(生の)家きん肉との接触及び摂取によるLA-MRSAのヒトへの感染リスクは低いと考える。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/349/transmission-of-livestock-associated-mrsa-to-humans-via-poultry-meat-is-possible-but-the-risk-is-low.pdf