食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04710520470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、ドイツにおけるボツリヌス症について疫学情報を更新
資料日付 2017年5月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は5月8日、ドイツにおけるボツリヌス症について疫学情報を更新した。
 2016年12月20日、ECDC及び欧州食品安全機関(EFSA)は共同緊急集団感染評価書を公表し、2016年11月及び12月に起きたボツリヌスE型神経毒素によるボツリヌス症のドイツ及びスペインの検査確定6症例の小集団感染について記述した。6人の患者全員が乾燥塩漬した生の汽水魚のローチ(Rutilus rutilus)を喫食していた。
 2017年5月4日、ドイツからドイツ北西部の53歳男性の新たなボツリヌス症検査確定症例が報告された。当該患者は、食餌性ボツリヌス症に合致する臨床症状があり、危篤状態にある。ボツリヌスE型神経毒素は患者の血清中にみられ、E型ボツリヌス菌が患者の食べ残した魚からPCR法によって検出された。初期情報では、2017年4月29日に地元で購入された乾燥塩漬ローチ(Rutilus rutilus)が原因と示唆された。第2番目のドイツ南部の食餌性ボツリヌス症の疑い例は現在調査中である。
 以前のECDC及びEFSAによる共同評価書にあるように、主に東欧系食品を扱う店舗に流通している乾燥塩漬ローチ(volba)を伝統的に食べている集団が最もリスクが高い。欧州連合(EU)/欧州経済共同体(EEA)において、他の集団のリスクは極めて低い。ドイツ当局は現在の事例が2016年12月のものと関連性があるかを調査中である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://ecdc.europa.eu/en/press/news/_layouts/forms/News_DispForm.aspx?ID=1617&List=8db7286c-fe2d-476c-9133-18ff4cb1b568&Source=http%3A%2F%2Fecdc%2Eeuropa%2Eeu%2Fen%2FPages%2Fhome%2Easpx