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資料管理ID syu04650160302
タイトル 米国農務省(USDA)農業研究局(ARS)、志賀毒素を検出する新しい抗体を用いた検査法の開発を公表
資料日付 2017年1月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国農務省(USDA)農業研究局(ARS)は1月18日、志賀毒素を検出する新しい抗体を用いた検査法の開発を公表した。概要は以下のとおり。
 USDAの研究者は、既知の志賀毒素産生性大腸菌(STEC)を全て検出できる精度の高い検査法を初めて開発した。
 米国疾病管理予防センター(CDC)によると、米国では毎年、STECが265
,000症例を超える疾病及び3
,600人の入院の原因となっている。これらの感染による入院患者の8%近くが、命に関わる溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こしている。
 新たに開発された抗体を使用した検査法は、非常に精度が高い。分子生物学者のXiaohua Heによると、STECの全ての既知の亜型を同定でき、新規及び新興の血清型を即時に検出できる。食品の汚染も、早期に検査するのに使用できる。
 研究リーダーのLuisa Chengによると、更なる研究では、これらの抗体が血液中の志賀毒素も検出できることを示しており、志賀毒素によるヒトの疾病の治療学として適応できる可能性がある(potentially)。
 Abraxis LLC、TechLab
, Inc.及びList Biological Laboratories Inc.が、新しい抗体の認可(license)を得ている。
 この研究に関するAgResearch magazineの2017年1月号は、以下のURLから入手可能。
https://agresearchmag.ars.usda.gov/2017/jan/toxins/
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国農務省(USDA)
情報源(報道) 米国農務省(USDA)
URL https://www.ars.usda.gov/news-events/news/research-news/2017/test-uses-novel-antibodies-to-detect-shiga-toxins/