食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04640770149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、肉用鶏及び採卵用飼養鶏に使用するSacox(R)microGranulate(サリノマイシンナトリウム)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2017年2月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月26日、肉用鶏及び採卵用飼養鶏に使用するSacox(R)microGranulate(サリノマイシンナトリウム)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2016年12月6日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 サリノマイシンナトリウム(SAL-Na)は、一部のグラム陽性菌に対して抗菌活性を有する。一方でグラム陰性菌はSAL-Naに対して耐性を有する。 サリノマイシンナトリウム(SAL-Na)は、提案されている濃度でサルモネラ属菌、大腸菌及びカンピロバクターの排出を増加させることも、ヒト及び動物の治療において重要な抗菌性物質に対する薬剤耐性及び交差耐性を誘発することも考えにくい。 SAL-Naは70mg/kg完全配合飼料で肉用鶏に対し、50mg/kg完全配合飼料で生後12週までの採卵用飼養鶏に対して安全である。SAL-Na及び一部の抗生物質(例:チアムリン)の併用は禁忌である。SAL-Naは吸収され広範囲に代謝される。代謝物によりイオノフォア活性が低下した。マーカー残留物(MR)はサリノマイシン(SAL)である。卵中の残留は予見されない。SAL-Naは遺伝毒性は無く、発がん物質ではない。 イヌの心血管での許容試験及びイヌでの12か月間試験から、無毒性量(NOAEL)の0.5mg/kg体重/日が導き出された。消費者へのSALばく露は、休薬1時間で一日摂取許容量(ADI)である0.005mg/kg体重を遵守している。休薬時間及び残留基準値(MRL)が必要であるとは考えられない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2017.4670/full |