食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04640310149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、抗生物質が残留する乳の子牛への給与による薬剤耐性(AMR)発現のリスクに係る科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2017年1月27日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月27日、抗生物質が残留する乳の子牛への給与による薬剤耐性(AMR)発現のリスクに係る科学的意見書を公表した(101ページ、2016年12月1日採択)。 EFSAは以下の要請を受けた:1) 抗生物質の残留物が含まれている可能性のある初乳を用いた子牛飼育での給与による薬剤耐性(AMR)出現のリスク評価、2)泌乳時に抗生物質治療を受け、休薬期間に搾乳された乳牛の乳を、子牛飼育で給与することによるAMR出現のリスク評価、3)このような行為によって生じたAMR発現のリスクを軽減する可能性のある選択肢の提案。 乳牛の乾乳期及び泌乳期の治療は欧州連合(EU)加盟国では一般的である。ペニシリン単独又はアミノグリコシド系との組合せで、及びセファロスポリンが最もよく使用されている。抗菌性物質の残留量は乾乳期の長さに応じて減少する。乾乳期治療の開始から分娩までの期間が、抗菌性物質の製品特性の概要に明記されている最短期間と同等かそれより長い場合は、子牛が処置を受けた乳牛の初乳を給与されても薬剤耐性菌の糞便中の排出は増加しないであろう。 泌乳期に薬剤治療を受けた乳牛の乳には、治療期間及び休薬期間に相当量の残留物が含まれている。このような乳を給与された子牛は薬剤耐性菌を糞便中に排出する量が増加することになる。このような乳を子牛に給与することを制限できる様々な選択肢が存在し、それらは最も優先度の高い極めて重要な抗菌性物質に照準を合わせることも可能とみられる。βラクタマーゼは、乳牛の治療に一番多く使用されている抗菌性物質であるβラクタム系抗生物質の濃度を低減させる。生乳又は初乳中の薬剤耐性菌を軽減する選択肢は主として加熱殺菌をベースとしている。 当該意見書は以下のURLから入手可能。 http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2017.4665/full |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4665 |