食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04630360450
タイトル Eurosurveillance:「2017年欧州に侵入するリスクのある人獣共通感染症の可能性のある鳥インフルエンザA型H5亜型ウイルスの新たなリアルタイムPCRに基づく病原型別及び系統型別」
資料日付 2017年1月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance(Volume 22
, Issue 1
, 05 January 2017)に掲載された論文「2017年欧州に侵入するリスクのある人獣共通感染症の可能性のある鳥インフルエンザA型H5亜型ウイルスの新たなリアルタイムPCRに基づく病原型別及び系統型別(Novel real-time PCR-based patho- and phylotyping of potentially zoonotic avian influenza A subtype H5 viruses at risk of incursion into Europe in 2017)、著者MM. Naguib( Friedrich Loeffler Institute、ドイツ)ら」の概要は以下のとおり。
 2016年11月以降欧州では、アジア起源のガチョウ/広東(goose/Guangdong、gs/GD) 系統の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)A(H5)ウイルス侵入の別の波が観察されている。クレード2.3.4.4bのH5ウイルスの感染が野鳥及び家きん群で発生している。クレード2.2.2.3.1.2c及び2.3.4.4aのH5ウイルスは2006年、2010年及び2014年に欧州で既に検出されていた。クレード2.2.1.2.及び2.3.2.1cはそれぞれ、エジプト及び西アフリカで蔓延しており、死亡者が発生している。中東ではこれらが相互循環(co-circulation)している証拠が存在している。低病原性H5亜型ウイルスは渡来野鳥群に定着している。これらが変異して高病原性の表現型となり、家きん飼養施設に伝播した。ただ今日まで、gs/GD H5系統のみがヒトに健康影響を及ぼしている。迅速かつ特異度の高い診断はHPAIウイルスの侵入を管理し、除去する基盤の標識となる。
 ここでは、主要なgs/GD HPAI H5ウイルスクレード及び現在蔓延しているユーラシアLPAIウイルスの、シークエンス非依存病原型及びクレード特異的識別が可能な5種類のリアルタイムRT-PCR分析法(RT-qPCR)の開発と評価を提示した。インフルエンザA型ウイルス属のRT-qPCRと併用することで、これらの分析法は、診断までの時間を大幅にスピードアップさせ、gs/GD HPAI ウイルスを抑制するワンヘルス(OneHealth)手法における反応時間を短縮する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=22681