食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04610690450
タイトル Eurosurveillance:「食品及び水媒介疾病及び人獣共通感染症疫学情報システム(EPIS-FWD)の新バージョン始動」
資料日付 2016年12月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Volume 21
, Issue 49
, 08 December 2016)に掲載された記事「食品及び水媒介疾病及び人獣共通感染症疫学情報システム(EPIS-FWD)の新バージョン始動(New version of the Epidemic Intelligence Information System for food- and waterborne diseases and zoonoses (EPIS-FWD) launched)」の概要は以下のとおり。
 12月1日、食品及び水媒介疾病及び人獣共通感染症疫学情報システム(EPIS-FWD)第3版が開始された。この進展によって、欧州疾病予防センター(ECDC)はワンヘルス(One Health)手法に向かって更に一歩前進した。
 欧州食品安全機関(EFSA)と協働して、分子型別集団調査(MTCI)モジュールを、サルモネラ属菌、志賀毒素産生性大腸菌(STEC)及びリステリア・モノサイトゲネスの非ヒト分離株(食品、飼料、動物及び環境など)並びに非ヒト分離株及びヒト分離株の混合での微生物学的クラスターの評価が可能となるまでに拡大させた。
 ヒト分離株はECDCが欧州サーベイランスシステム(TESSy)を通じて収集している。非ヒト分離株はEFSAの分子型別データ収集システムを通して欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)国の食品・獣医学当局から提出されたものが利用できる。更にECDC-EFSA合同分子型別データベースでは、ECDC及びEFSAが収集した型別データの比較が可能である。
 2010年3月に開始されたEPIS-FWDシステムは、世界中の食品及び水媒介疾病に関連する進行中の公衆衛生リスクを評価する上で重要なツールとなっている。現在、5大陸の52か国がEPIS-FWDの集団感染警告にアクセスしている。
 EPIS-FWDの開始以来、このシステムを通して305件の集団感染が評価された。32件(10%)がEU/EEA以外の国からであり、このシステムが世界規模のものであることが示された。
 ECDC及びEFSAは、このEPIS-FWDの新バージョンを通して、部門間のデータ共有を奨励し、国内外での多部門の協力強化を切望している。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=22666