食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04610430450 |
タイトル | Eurosurveillance:「2007~2014年にフランスで発生したセレウス菌による集団食中毒:疫学及び遺伝特性」 |
資料日付 | 2016年12月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 21 , Issue 48 , 01 December 2016)に掲載された論文「2007~2014年にフランスで発生したセレウス菌による集団食中毒:疫学及び遺伝特性(Bacillus cereus-induced food-borne outbreaks in France , 2007 to 2014: epidemiology and genetic characterisation)、著者B Glasset(Universite Paris-Est , ANSES , フランス)ら」の概要は以下のとおり。 当該研究の目的は、フランスで2007~2014年に発生した強い証拠が存在する集団食中毒(FBO)140件に関連する菌株564株を独自に全国から収集した中からセレウス菌(Bacillus cereus)の特定及び特性分析を行うことである。 でんぷん質の食品及び野菜類は最も高い頻度で特定された媒介食品であった。ヒトの911症例のうちの747症例は、施設内の給食部門で発生していた。嘔吐型株は下痢型株と比べて潜伏期間が顕著に短かった。FBO74件に強く関連しており大腸菌ファージM13-PCR型で選別された159株(訳注:原文は149株と記載)の一つのサブパネルについて、セリウリド、下痢性毒素(Nhe、Hbl、CytK1、CytK2)及びヘモリシン(Hlyll)をコードする遺伝子の検出、またpanCの系統発生学的分類がなされた。これによって菌株は12の遺伝子シグネチャー(GS)に分類され、各株の病原性の可能性が明らかにされた。GS1株(nhe遺伝子のみ)及びGS2(nhe、hbl、cytK2)は最も多く見られたGSで、それらはそれぞれFBOの28%、31%に見られたことから、ヒトの健康に大きな影響があると思われる。 本研究では、B.cereusによるFBOの監視及び調査、新興のクラスター及び菌株の多様性の評価を改良するために、FBOの原因となったB.cereus株の特性分析に便利な分子スキームを提示している。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=22657 |