食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04610400316
タイトル ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁 (BVL)、ハーブ中の残留農薬に関して情報提供
資料日付 2016年11月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁 (BVL)は11月30日、ハーブ中の残留農薬に関して情報提供した。概要は以下のとおり。
 植物由来食品は、残留農薬検査(植物保護製剤及び害虫駆除剤)が定期的に行われている。2015年のモニタリングでは、ローズマリー、オレガノ、ディル及びチャイブが初めて取り上げられた。ローズマリー検体の9%、、ディル検体の7.6%及びオレガノ検体の6.5%で植物保護製剤の残留が基準値を上回っていた。
 この結果は、BVLが毎年公表する全国植物保護製剤報告書の結果を裏付けている。ハーブ類検体からは、基準を上回る残留が毎年のように検出されている(2014年6.4%、2013年8.1%、2012年11.4%)。特に、非欧州連合(EU)加盟国産のハーブで基準値を超えた残留が検出されることが多い。
 当該4種類のハーブでは、検体の90%でアルミニウムの残留が検出された。欧州食品安全機関(EFSA)の基準では、未処理の食品中のアルミニウム残留は通常5mg/kg以下である。ディル、オレガノ及びローズマリー検体の半数以上で、この値を上回る残留アルミニウムが検出された。アルミニウムを含む植物保護製剤の使用により、栽培土壌中のアルミニウム濃度が高くなったことが原因として考えられる。
 ハーブ類は通常は少量しか摂取されないことから、残留農薬も比較的高濃度で含まれるアルミニウムも直ちに消費者に対するリスクとはならない。このカテゴリーの製品による消費者に対する急性リスクは無いものの、残留基準値は遵守されるべきである。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
URL http://www.bvl.bund.de/DE/08_PresseInfothek/01_FuerJournalisten/01_Presse_und_Hintergrundinformationen/01_Lebensmittel/2016/2016_11_30_PI_Jahrespressekonferenz_2016.html