食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04580680343 |
タイトル | フランス衛生監視研究所(InVS)、食品包装上の5色による栄養表示システム3形式の比較試験の結果を報告 |
資料日付 | 2016年10月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス衛生監視研究所(InVS)は10月18日、食品包装上の5色による栄養表示システム3形式の比較試験の結果を報告した。 英国食品基準庁(FSA)の食品スコアに基づく5色の栄養表示システムが国民の栄養学的健康に関する新たな推奨事項として提案された。この調査の目的は、理解、知覚、消費者及びブランドのイメージへの影響の観点からもっとも適切なものを特定するために、フランス国民の代表サンプルに対して3形式の5色のロゴを試験することである。 フランス国民の様々な背景を考慮して調整した15~86歳の3 ,000人の代表サンプルに対して、2015年9月23日~10月5日オンライン上でアンケートを実施した。各々の被験者は3形式のうちランダムに選択した1つの形式のロゴについて試験された。即ち各々の形式のロゴは1 ,000人の被験者によって検討された。被験者は理解、知覚、行動及びブランドイメージへの影響に関する質問を受けた。 少なくとも時々包装上の栄養表示を見ると答えた人(92%)のうち半数以下(41%)が表示は理解しやすいと考えた。3形式のロゴのうち1つのロゴは、客観的な理解、知覚に関する有用性、包装上の表示への同意、食品購入時に消費者の参考になる、食品の選択のために考慮しようという意志が働くという点で他の2つのロゴに比べ顕著に優れた結果を得た。更にそのロゴは、総合評価、形及び色の傾斜の識別、健康に良くない食品ほど選択を制限する、購入する食品の栄養学的性質を考慮させる、包装上にロゴを添付するブランドの食品を購入する意欲という点で他の2つのロゴと比べ優れた結果を得た。 3形式のロゴのうちの1つが5色のシステムとしてより適切であることが明らかになったとしても、非常に貧困である集団層に対しこれらのロゴの影響を比較するために、他の方法を用いた補足調査が必要である。より長期的な展望では、このロゴが採用された場合、実際の状況で消費者の購買行動への影響を評価することも重要であると考えられる。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
情報源(報道) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
URL | http://invs.santepubliquefrance.fr/content/download/130830/467661/version/1/file/2016_34.pdf |