食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04561060149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、第1回イノベーション賞の受賞者を公表 |
資料日付 | 2016年9月24日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は9月24日、EFSAの作業情報に簡単にアクセスできる携帯電話用アプリケーション(以下、アプリ)の開発者等を対象とする「EFSAハッカソン賞」(※1)の受賞者を公表した。概要は以下のとおり。 1. 最終選考に残った5チームが9月24日、EFSAビルに来て、地元の学校の生徒など70人の聴衆の前で審査員団に自分たちのアプリを披露した。 2. 審査員団のメンバーであるEFSAのIT部門の職員Ermanno Cavalliは、「実に印象的な作品もあった。参加者全員が驚くべき才能と創造性を見せてくれた」と述べた。 3. しかし、2万ユーロの優勝賞金を獲得できるのは、たった1チームのみである。 4. Loana FurcoiとRoberto Capuanoが「みんなのEFSA」(EFSAのウェブサイト上で検索し、情報を得るための光学式文字認識(OCR)技術を用いたアプリ)で優勝した。 5. その他の受賞チームは、以下のとおり。 ・2等賞(6 ,000ユーロ) 企画:EFSAとの協働や意見交換を行うフォーラムを提供する「ルネッサンス」 チーム:Geoffrey Empain、Gael Fontenelle及びCedric Duvier(ベルギー) ・3等賞(3 ,000ユーロ) 企画:魅力的で使いやすいデザインの、OCR技術を基にした「EFSAアプリ」 チーム:Applab(クロアチア) ・4等賞(500ユーロ) 企画:EFSAの諮問記録(Register of Questions)(訳注:EFSAへの諮問に対する対応状況を示すウェブサイト上のデータベース)に(訳注:全てのプラットフォームで使用可能な)Algoliaの検索エンジンを用いる「MyEFSA」 チーム:Matteo Fontana、Martina Ferrero、Damiano Buscemi及びLuca Vidale(イタリア) ・5等賞(500ユーロ) 企画:自然言語を検索エンジンの質問に変換する「チャーリー」 チーム:Punto Fisso (英国) 6. EFSAのIT専門家らは、優勝したアプリを迎え入れ、来年までに実用化する観点から、このアプリを現在試用中である。 7. 同日午後、審査員団が受賞者を選考する一方で、官民の専門家らが公的行政機関の情報通信技術(ICT)について議論した。 ハッカソン賞選考会及び公的行政機関のICTに関する円卓会議の関連資料は、以下のURLから入手可能。 (1)プログラム(2ページ) http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/event/160924-a.pdf (2) ICTに関する円卓会議で発表された講演の抄録集(4ページ) http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/160924-abstracts.pdf <講演資料> (3)「スマートな公的行政とオープンな技術革新:達成事例、方法及び課題」(22ページ) http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/160924-p01.pdf (4)欧州委員会のIT総局において技術革新の余地を生み出すための課題(11ページ) http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/160924-p02.pdf (5)ICT、実験室の活動から大学の運営ツールへ(18ページ) http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/160924-p03.pdf (6)シビックテック(※2)と情報アプリ:市民とEUのギャップを埋める(11ページ) http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/160924-p04.pdf (7) #Diplohack:EUのオープンデータ上に透明性のアプリケーションを作成(36ページ) http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/160924-p05.pdf (訳注) ※1:ハッカソン(hackathon)とは、コンピュータのハードウェアやプログラミングの問題や制限に対する独創的な解決策を指すハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせたIT造語で、プログラマーやデザイナー等で構成する参加チームが集中的に共同作業し、ソフトウェアの開発等を競うイベントのことをいう。異分野の発想を取り込み、革新的な製品やサービスの開発を目的としている。 ※2:シビックテックとは、住民サービス等に役立てる情報技術。宿泊施設の予約サイトが災害後のニューヨークで多数の被災者に役立った例が挙げられている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/events/event/160924 |