食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04550280475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、新食品又食品材料の販売許可申請(フォアグラの加工のための低温高圧殺菌法の申請)に関する意見書を発表 |
資料日付 | 2016年8月31日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は8月31日、新食品又は食品材料の販売許可申請(フォアグラの加工のための低温高圧殺菌法の申請)に関する意見書の申請について意見書を発表した。 生化学的及び食品摂取材料の見地から、フォアグラの成分の生化学的性質、フォアグラのたん白質の消化性、特殊な移行又は新たな化合物形成という観点からのフォアグラの包装材料に関して、顕著な変質は見られなかったことから、低温高圧殺菌法で製造されたフォアグラ製品は従来法で製造されたフォアグラ製品と異なることはないと考える。脂質の酸化マーカーに関しては、製品の酸化はより少なかった。従って低温高圧殺菌法で製造されたフォアグラ製品はEU規則2015/2283において新食品とはならなかった。 微生物学的な効果の観点から、休眠状態の細菌を死滅させるために30℃以下で5~10分間500~600MPaの高圧処理した場合の効果が多くの研究によって明らかになった。今回提案された低温高圧殺菌処理は65℃で数分間600MPaの高圧処理をするので、少なくとも室温での高圧処理と同程度の効果を示す。 申請資料に示された実験では、生のフォアグラに含まれるリステリア、サルモネラ属菌、黄色ブドウ球菌、カンピロバクターについてこの高圧処理の効果を明らかにしている。この処理はこれらの細菌の初期濃度を少なくとも3~4log減少させることができる。但し、この様な減少は選択培地で観察されたこと、ストレス下で生息する細菌が生育不可能となる現象は部分的であることに留意すべきである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | https://www.anses.fr/fr/system/files/ESPA2015SA0249.pdf |