食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04520650346 |
タイトル | シンガポール農食品・獣医局(AVA)、ガラクトオリゴ糖(GOS)の喫食に関連する稀なアレルギー症例について公表 |
資料日付 | 2016年7月12日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | シンガポール農食品・獣医局(AVA)は7月12日、ガラクトオリゴ糖(GOS)の喫食に関連する稀なアレルギー症例について公表した。 保健省及びAVAは、シンガポールで販売されている一部の調製乳等の、GOSを含有する製品の喫食に関連する稀なアレルギー症例について公表する。 2007年以降、シンガポールで毎年平均約2例のGOSアレルギー症例が報告されている。全ての症例でアトピー性皮膚炎(湿疹)、アレルギー性鼻炎又は喘息などのアトピー又はアレルギー既往症があり、チリダニに感作されていた。現在までに、幼児(2歳未満)のGOSアレルギー症例の報告はない。 シンガポール国民のGOSばく露は乳児、小児用及び妊娠中又は授乳期女性用の調製乳でみられる。GOSアレルギーの症状は以下のものがある。 a)呼吸器:くしゃみ、鼻水/鼻づまり、咳、喉や胸の圧迫感及び喘鳴 b)皮膚:じんましんや痒み、目の痒み等 c)消化管:下痢 GOSは、消化管の健康維持に役立つ腸内の有用菌の増殖を促進するプレバイオティクスとして食品に添加される炭水化物である。シンガポールを含む多くの国で、GOSの喫食は安全であると評価され、食品への使用が認可されている。 GOSが食物アレルギーを引き起こすことについては十分に実証されていない。アレルギー既往歴のない健康なヒトがGOSの喫食によりアレルギー反応を起こす可能性は低い(not likely)。GOSを含む製品を喫食したことのある又は現在喫食しているアレルギー反応のない消費者がGOSアレルギーになる可能性は低い(highly unlikely)。 国内の医師らがGOSのアレルギー反応誘発メカニズムをより理解するために更なる研究を行っており、AVAは本状況について厳重な監視を継続する。 消費者への助言 ・GOSを含有する全ての食品は、明瞭にラベル表示されなければならない。消費者は製品ラベルの原材料表示を読むことで、乳製品がGOSを含有するかどうか判る。 ・喘息、アレルギー性鼻炎又はアトピー性皮膚炎(湿疹)等のアトピー又はアレルギーの既往歴がある消費者は、GOSを含有する食品を初めて喫食する際に注意する。GOSへのアレルギー反応は、喫食から症状の出現まで数分~数時間かかることがある。 ・アレルギー反応が出たら診療を受ける。重症の場合(呼吸困難又はめまい及び/又は意識消失)は直ちに最寄りの病院で救急治療を受ける。フォローアップとして、詳細な評価のために食物アレルギー治療の専門家の診療を受ける。 |
地域 | アジア |
国・地方 | シンガポール |
情報源(公的機関) | シンガポール農食品・獣医局(AVA) |
情報源(報道) | シンガポール農食品・獣医局(AVA) |
URL | http://www.ava.gov.sg/docs/default-source/default-document-library/press-release-gos-allergy-12jul-%28final-media%29.pdf?sfvrsn=0 |