食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04520290149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分リニュロンのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2016年7月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月11日、農薬有効成分リニュロン(linuron)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2016年6月1日承認、20ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2016.4518)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 本結論は、にんじんに対する除草剤としてのリニュロンの代表的用途の評価に基づいて出された。 2. 最初の検証において設定された許容一日摂取量(ADI)は、0.003mg/kg体重/日であった(European Commission , 2002c)。専門家らの大多数が、ラットを用いた2年間試験での1.3mg/kg体重/日における内分泌異常を示す下垂体腫瘍の低い発生率(decreased incidence of pituitary tumours)及びライディッヒ細胞腺腫の曖昧な増加(equivocal increase)に基づく関連する長期最小毒性量(LOAEL)の1.3 mg/kg体重/日を根拠として、このADIを維持することに合意した。標準的な不確実係数(UF)の100に加え、明確な無毒性量(NOAEL)の欠如についての不確実性を補うためのUFの5が適用された。 3. 最初の検証においては、ラットを用いた発生毒性試験に基づき、急性参照用量(ARfD)が0.03 mg/kg体重と設定された。専門家らは、リニュロンにARfDが必要であるということで意見が一致した。しかし、(カナダ保健省(Health Canada)及び米国の環境保護庁(EPA)が評価した)臨界影響により近い値である可能性があるウサギ発生試験から得た発生エンドポイントは、まだ確定しておらず、データギャップ及び確定できない問題になっているため、ARfDの根拠を確立することができなかった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2016.4518/pdf |