食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04510500314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、海洋性自然毒が健康に及ぼす影響に関する研究について情報提供
資料日付 2016年6月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は6月22日、海洋性自然毒が健康に及ぼす影響に関する研究について情報提供した(2016年6月22日付けBfR情報提供 No.25/2016)。概要は以下のとおり。
 BfRによる海洋性毒性の影響に関する研究プロジェクトが、ドイツ研究振興協会(DFG)による資金提供を受けて始動した。
 ムラサキイガイが高濃度の海洋性自然毒を含む場合、摂取すれば食中毒に繋がる可能性がある。毒素によって症状は異なる。
 海洋性自然毒の一つに、オカダ酸(OA)がある。高濃度で摂取すれば、激しい下痢、嘔吐及び腹痛を伴う腸疾患に繋がる。これらの急性作用とは別に、OAは動物実験で腸及び肝臓に損傷を与えることが分かっている。加えて、発がん性及び胎児毒性がある。
 この研究プロジェクト「ヒトの胃腸関門及び肝臓のin vitroモデルにおける海洋性自然毒OAの毒性学的作用の分子特性解析」では、BfRの食品安全部門の科学者が、健康影響に繋がる毒性の機序について調べる。
 BfR長官のAndreas Hensel博士は、「知りたいのは、OAが腸から血流及び肝臓に達するのか、達するのであればどのようにか、また、その過程において体はOAをいかなる物質に変換するのかである」と語った。
 現時点では、OAが細胞に損傷を与える可能性のあるより毒性の強い物質に変換される程度に関しては、大きな知見ギャップがある。このリサーチプロジェクトには、これらの知見ギャップを埋める狙いがある。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2016/25/how_do_marine_biotoxins_interfere_with_health_-197890.html