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資料管理ID syu04500430344
タイトル ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、生乳から製造される農場製バターでのリステリア・モノサイトゲネスの増殖に関する意見書を発表
資料日付 2016年6月9日
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概要(記事)  ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は6月9日、生乳(未処理乳)から製造される農場製バターでのリステリア・モノサイトゲネスの増殖に関する意見書を発表した。
 バターに関してListeria monocytogenesの増殖が可能かを明確に示した科学的証拠はない。生乳から製造される農場製バターのL. monocytogenesの増殖についてAFSCA科学委員会は諮問を受けた。
 結論は下記のとおり
 天然発酵菌又は発酵するための添加物によって急速にかつ安定に強い酸度を保つ、また/及びバターの水分活性(Aw)が十分低い又は塩分含量が十分高い場合、生乳から製造されるバターはL. monocytogenesの増殖リスクが低い食品であると結論付けた。しかし、製造工程が多種多様であること及び農場バターの種類を考慮すると、入手可能なデータからベルギーの農場製のバター全種類のL. monocytogenesの増殖リスクについて明言することはできない。従って、科学委員会は生乳から製造されたバターのL. monocytogenesの増殖の可能性に関して曖昧な回答はできない。
 それゆえに、pHとAw(もしくは塩分含量)の様々な組み合わせによって農場製バターに含まれるL. monocytogenesの増殖の限界値を導出する調査をすべきである。最悪条件を考慮した接種試験、耐久性試験を実施する必要がある。もし製造段階からpHとAwなどの前提条件を定めて、保存期間終了まで維持されるのであれば(特定の時間と温度の組み合わせ条件下)、これらの前提条件の範囲内の農場製バター全種類について意見を述べることが可能である。
地域 欧州
国・地方 ベルギー
情報源(公的機関) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
情報源(報道) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
URL http://www.favv-afsca.fgov.be/comitescientifique/avis/2016/_documents/Avis09-2016_Listeriabeurre.pdf