食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04470930105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、葉酸強化トウモロコシマサ粉を認可
資料日付 2016年4月14日
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概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は4月14日、葉酸強化トウモロコシマサ粉を認可した。概要は以下のとおり。
 FDAは、1ポンド当たり0.7mgまでの葉酸をトウモロコシマサ粉に任意添加することを認可した。これは他の強化穀物粒と同レベルである。 
 葉酸は、妊婦が摂取すると神経管の欠損(脳、脊椎、脊髄の先天性欠損)を予防するのに役立つビタミンBである。葉酸欠損の妊婦は、神経管欠損の乳児を出産するリスクが高い。 
 トウモロコシマサ粉は、マサ(スペイン語のパン生地)とも呼ばれ、トウモロコシをアルカリで処理し挽いたものである。トウモロコシマサ粉は、米国内のメキシコや中米の子孫を含む多くのラテンアメリカ人の主食である。トルティーヤ、トルティーヤチップ、タコシェル、コーンチップ等を作るのに使われる。 
 現在製造業者は、食事において十分な葉酸を容易に摂取できるよう、葉酸を朝食用シリアル並びに乳児用調製乳及びメディカルフード(medical foods)など一定の他の食品に特定のレベルで任意成分として使用することを認可されている。更に葉酸は、一定の栄養強化穀類や食パン、ロールパン、麺類、パスタなどの栄養強化穀類製品に添加されなくてはならない。2012年にはMarch of Dimes財団、米国小児科学会等が、食品添加物としての申請を出し、定期的に食事においてトウモロコシマサ粉の製品を摂取している出産可能年齢の米国女性における葉酸の摂取を増やすため、任意の葉酸強化をトウモロコシマサ粉に拡大するよう要請した。 
 FDAは安全性に関する質問に対処するのに必要なデータを可能な限り迅速に入手するため、レビューを行う過程を通して申請者と共に作業した。そのデータに基づいて、FDAは、申請のあったトウモロコシマサ粉に添加する葉酸は1ポンド当たり0.7mg以下のレベルで安全であると結論づけた。
 製造業者は、4月15日付でトウモロコシマサ粉に任意の葉酸強化を始めることができる。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm496104.htm