食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04470530475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、カキのノロウイルス汚染率に関する欧州の調査に関する報告書を発表 |
資料日付 | 2016年4月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は4月20日、カキのノロウイルス汚染率に関する欧州の調査に関する報告書を発表した。 フランスでは2013年に報告された集団食中毒の9%が貝に関連していた。1996~2010年の貝による集団食中毒に関するデータによると、ノロウイルスは最も多く確認された病原体で、病原体が確認された事例の31%に相当し、下痢性の藻類毒がそれに続く。 現在カキの微生物学的基準は大腸菌の調査に基づいていて、糞便の汚染の指標とされている。しかし食中毒を引き起こすノロウイルスの汚染は、基準値以上の大腸菌の指標レベルと常に関連しているわけではない。カキに含まれるノロウイルスゲノム定量方法の開発によって、微生物学的基準としてノロウイルスを使用することが考えられる。フランスではこの手法は集団食中毒の調査に使用され、また単独の生育環境研究や市場のカキにも使用された。 2016年、EFSAはノロウイルスによるカキの汚染に関する欧州調査のためのプロトコールの技術的仕様を決定した。この調査の目的は、ノロウイルスによる喫食用のカキの汚染評価を可能にする要素をリスク管理者へ示すことである。これらの要素によってリスク管理者は、ノロウイルスのゲノム濃度に基づく様々な微生物学的基準からの選択の可能性とその結果の評価をする。 EFSAが決定したプロトコールは、様々な基準からの選択という見地であることから、消費者へのばく露評価を元来目的としていない。食品総局(DGAL)は消費者のばく露評価を可能にするため、即ち公衆衛生におけるカキに存在するノロウイルスの微生物学的基準の利点を明確にするため、欧州プロトコールに関して必要な補足情報の確認をANSESに要求した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | https://www.anses.fr/fr/system/files/BIORISK2016SA0016.pdf |