食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04470310149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)は、ビスフェノールA(BPA)の免疫系における安全性について検討することを公表
資料日付 2016年4月26日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月26日、ビスフェノールA(BPA)の免疫系における安全性について検討することを公表した。概要は以下のとおり。
 欧州食品安全機関(EFSA)は、免疫系におけるビスフェノールA(BPA)の潜在的な影響(potential effects)に関する、新しい科学的証拠を評価するため、国際的な専門家による作業部会を設置する。EFSAは、胎児及び幼児(young children)の免疫系における、BPAの影響に対する懸念を提起している、以下の報告書をレビューする。
 2014年Menardらによって、免疫系におけるBPAの出生前及び出生後の影響を調べた2つの研究を厳密に(critically)分析した、オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)の報告書は、EFSAの2014年のBPAのリスク評価のため、EFSAが入手可能な科学文献をレビューした時には、未だ公表されていなかった。
 この報告書は、BPAの代替化合物に関する研究をサポートすることを推奨し、食品及び他のばく露源からのBPAのばく露を減らすことを助言している。
 EFSAは、RIVMの報告書の結果を分析するという、オランダ保健省(Ministry of Health)の要請を受理し、この新しい科学的根拠を考慮し、免疫系におけるBPAの毒性を検討する。EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、今後数か月で声明を発表することを目標としている。
 EFSAは、暫定耐容一日摂取量(temporary TDI)を設定し、BPAの再評価を行っており、米国国家毒性プログラム(NTP)の2年間の試験結果が2017年に入手可能になる。
 EFSAは、RIVMの報告書のレビューに加えて、体系的な文献検索の「科学的プロトコール(scientific protocol)」の開発によるBPAのハザードの次回の評価(upcoming evaluation)及びEFSAの前回の評価には含まれていない、全ての新しい科学的根拠の透明性のあるレビューを始めた。
 EFSAは、2017年初めまでに、データの収集、抽出及び評価のための所定の文書化した手法に関する意見公募を行う。国の機関、学界及び市民団体の利害関係者らは、EFSAの計画案が実行される前に、発言の機会を持つことが可能である。科学的意見書の最終版は2018年に完了する予定である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/160426a