食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04470200314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、グリホサートに関する疫学研究に関して情報提供
資料日付 2016年4月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は4月21日、グリホサートに関する疫学研究に関して情報提供を行った(2016年4月21日付け背景情報 No.010/2016)。概要は以下のとおり。
 グリホサートに関する複数の疫学研究からは、欧州が行ったリスク評価に関する新たな知見は示されなかった。
 欧州の評価機関、国際がん研究所(IARC)及びBfRは、複数の疫学調査を吟味した結果、「ヒトにおいて示唆される発がん性は限定的である」(limited evidence for carcinogenicity in humans)との一致した評価を導き出した。
 メディアがグリホサートによる健康影響に関する疫学研究に注目する中、BfRは、非政府機関による、疫学研究に関する「鑑定」に関して評価を行った。その結果、グリホサートに関して欧州が共有する評価に関する新たな知見は見られないと結論づけた。
 この「鑑定」では、BfRによる評価書改訂版(RAR)が批判されているが、RARは、欧州食品安全機関(EFSA)のグリホサートに関する評価の枠組みにおいて、一般の人たち、科学界、産業界などを含む広範な範囲で行われた意見募集に基づき、説明・評価が行われた。このRARは、内容が承認され、欧州連合(EU)加盟国の専門家らにより採択されたことから、BfRレベルでも、EFSAレベルでもなく、欧州レベルにおける評価書である。
 また、RARは、IRACが行った複数の疫学研究に特化した評価結果とも一致している。IARCも、疫学研究に基づきヒトにおけるグリホサートの発がん性が示唆されことは、限定的でしかない(limited evidence in humans)とした。
 原則として、BfRは、複数の科学研究に関して、一般レベル又は科学レベルでの議論が必要であると助言する。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/343/epidemiologische-studien-zu-glyphosat-keine-neuen-erkenntnisse-fuer-die-europaeische-risikobewertung.pdf