食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04400650482
タイトル 香港食物環境衛生署食物安全センター、一般向けの「遺伝子組換え食品ニュースレター」(2015年12月版)を発行
資料日付 2016年1月7日
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概要(記事)  香港食物環境衛生署食物安全センターは1月7日、一般向けの「遺伝子組換え食品ニュースレター」(2015年12月版)を発行した。今回のテーマは「消費者にメリットのある遺伝子組換え食品」である。1994年に販売開始となった熟成を遅らせることができるトマトFlavr-Savrは遺伝子組換え農作物の商業化の初の事例となった。その後、世界各地では10数種の様々な遺伝子組換え農作物が市場での販売を認可された。このうち、主な作物はダイズ、トウモロコシ、綿花、パパイヤ、ナス等の野菜・果物で、多くは病虫害を予防し、また特定の除草剤に対して抵抗できるように遺伝子が組み換えられている。これらの「第一世代」の遺伝子組換え作物により生産コストが削減され、収穫量が増えることから、恩恵を受ける対象は主に農業従事者である。一方、現在の研究は消費者の健康・栄養により多くの利点をもたらす「第二世代」の遺伝子組換え作物の開発に集中している。一般の人々がより直接的に恩恵を受けることが期待されるが、これら作物の食用の安全性について懸念する人々もいる。
今回のニュースレターでは以下の遺伝子組換え作物について紹介している。
1. 褐変を防ぐリンゴ
2. 傷による変色がしにくく、アクリルアミドの生成を減らすジャガイモ
3. 「心臓によい」ダイズ
4. 「がんを予防する」パイナップル
 2014年の時点で、28か国が遺伝子組換え作物を栽培している。1996年から2014年までに世界における遺伝子組換え作物の栽培面積は100倍以上に増えた。上記の農作物以外にも、栄養がより豊富なコメ、アレルギーを引き起こさないナッツ、「心臓によい」トマト(心臓病のリスクを減らすことのできる化合物を含有する遺伝子組換えトマト)等、消費者に直接恩恵をもたらす斬新な遺伝子組換え作物が続々と登場する予定である。これらが従来からの食用作物とともに食品売り場の棚に陳列される日が来るかもしれない。
 英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.cfs.gov.hk/english/programme/programme_gmf/files/gmnews24e.pdf
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港食物環境衛生署食物安全センター
情報源(報道) 香港食物環境衛生署食物安全センター
URL http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/programme/programme_gmf/files/gmnews24c.pdf