食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04390890475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、野生イノシシ肉に含まれる吸虫類寄生虫Alaria alataのメソセルカリアに関する意見書を発表
資料日付 2015年12月15日
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分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は12月15日、野生イノシシ肉に含まれる吸虫Alaria alataのメソセルカリアに関する意見書を発表した(33ページ)。
 新たに入手されたデータから、2007年のAfssa(ANSESの前身)の意見書の再検討を目的とし、食品総局は下記事項について意見を求めた。
・動物からヒトへの感染性の有無
・寄生虫に感染したイノシシの地理的分布、感染率及び野生イノシシ肉の摂取者が感染した場合の影響を考慮し、野生イノシシ肉の摂取によるフランスにおけるヒトの感染リスク評価
・寄生虫の生育力に関すると体の衛生処理(冷凍及び加熱調理)の有効性評価
 結論及び勧告は下記のとおり
 現在入手可能なデータからAlaria alataの動物からヒトへの感染性は認められなかった。ヒトへの感染は無視できる程度で、感染サイクルに入るのは偶発的と考えられ、疾病リスクはないと考えられる。(Alaria alataへのヒトの感染例はなかった)
 Alaria alataに関する現在の様々な疫学研究結果、及び国立リファレンス研究所のデータにも拘わらず、野生イノシシ肉の摂取によってこの寄生虫のメソセルカリアを摂取する確率の評価は困難であると考えられる。
 摂取者の家庭における衛生的な処理方法は、少なくとも10日間の中心部まで-22℃で冷凍保存、又は中心部まで74℃で5分間の加熱調理である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/system/files/BIORISK2015sa0052.pdf