食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04390760346
タイトル シンガポール農食品・獣医局(AVA)、生魚料理の調理済み食品への淡水魚の使用禁止を公表
資料日付 2015年12月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  シンガポール農食品・獣医局(AVA)は12月5日、生魚料理の調理済み食品への淡水魚の使用禁止を公表した。概要は以下の通り。
1. シンガポール環境庁(NEA)は、食品小売施設で販売される全ての生魚料理の調理済み食品への淡水魚の使用を直ちに禁止する。AVA及びNEAの行った調査で、淡水魚は海水魚に比べて細菌汚染が顕著に高く、生食した際に高い感染リスクを呈する可能性があることが確認された。本禁止措置は特に、yusheng(訳注:生魚と野菜を使ったシンガポールの正月料理)で生魚の喫食の増加が予想されるこれからの中国正月シーズンにあたり、消費者保護及び市民に大きな安心を与えることに役立つ。
2. 生魚料理の調理済み食品を販売しようとする全ての食品小売施設は、今後、生食を意図された海水魚のみを使用すること。生食を意図された海水魚とは、清浄海域で養殖され、適切なコールドチェーン取扱規範に従って保存及び供給された魚である。シンガポールの生鮮市場、スーパーマーケットの生鮮食品部門及び漁港で販売される多くの魚はこれらの条件を満たしておらず、生で喫食するべきではない。
3. 調査では食品小売施設で販売された刺身からⅢ型B群レンサ球菌(GBS、昨今のヒト感染症例の増加に関連づけられたGBS株)は検出されなかったが、生魚の喫食は有害な細菌及び寄生虫などが存在するリスクを伴うことを、シンガポール市民は留意すべきである。生魚を喫食する場合は、生食を意図された魚を調達することにより、食品媒介疾病リスクを低減することが出来る。
4. 幼児、妊娠中の女性、高齢者、又は糖尿病などの慢性疾患患者などの脆弱集団は、生魚の喫食を回避するべきである。
地域 アジア
国・地方 シンガポール
情報源(公的機関) シンガポール農食品・獣医局(AVA)
情報源(報道) シンガポール農食品・獣医局(AVA)
URL http://www.ava.gov.sg/docs/default-source/press-releases/2015/nea-ava-moh-media-release-5-december-2015---freshwater-fish-banned-from-rte-raw-fish-dishes.pdf?sfvrsn=0