食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04390620105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、長鎖パーフルオロ化合物(PFC)の包装材への使用を禁止
資料日付 2015年12月31日
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概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は12月31日、長鎖パーフルオロ化合物(PFC)の使用に係る食品添加物規則を廃止した。概要は以下のとおり。
 FDAは、天然資源保護協議会、食品安全センター、乳がん基金その他の民間団体から寄せられた食品添加物請願書を受け、食品包装紙用撥油・撥水剤としての3種類の長鎖PFCの使用に係る食品添加物規則を廃止する。メーカー各社は既にPFCの使用を全般的に中止しているとみられるが、今回の明示的な廃止により今後の使用が認められなくなる。
 FDAは、安全上の懸念が指摘されるようになるまで、耐油脂剤(grease proofing agents)として数種の長鎖PFCを使用することを認可していた。認可対象には、2000年よりも前に認可を受けた長鎖PFCに係る食品添加物規則が含まれ、これについては今回の決定で廃止となる。これとは別に2000年以後に認可を受けた食品接触通知(FCN:Food Contact Notifications)関連物質も認可対象だった。
 包括的な文献調査の結果、2010年に安全上の懸念が明らかになったため、FDAは業界と連携して、当時食品包装に広範に使われていた長鎖PFCの流通を停止したが、その対象とされたのはFCN関連物質だった。メーカー各社は2011年10月1日までに、これら長鎖PFCの流通を自粛している。
 この最終規則の発表後、2016年1月4日から30日間反対意見を受け付ける。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm479465.htm