食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04390050344 |
タイトル | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、1999年のベルギーにおけるダイオキシン問題が起こしうる影響に関する公衆衛生大臣及び農業大臣の文書への回答を発表 |
資料日付 | 2015年12月7日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は12月7日、1999年のベルギーにおけるダイオキシン問題が起こしうる影響に関する公衆衛生大臣及び農業大臣の文書への回答を発表した。 有機塩素化合物及びカドミウムへのばく露の影響に関する前向き研究について、International Journal of Hygiene and Environmental Health(Van Larebeke et al. , 2015)に研究論文が最近発表された。論文の発表により、1999年のベルギーにおけるダイオキシンの問題は、がん患者(約20 ,000人)、糖尿病患者(22 ,000人)、高血圧患者(24 ,000人)の増加の要因の可能性があるという2015年4月23日プレスリリースが発表された。 公衆衛生大臣及び農業大臣は2015年4月23日の文書で、衛生上級委員会(CSS)が上記の研究内容を検討することを希望していると述べた。また両大臣はフードチェーンの安全性について、AFSCAの科学委員会の支援を求めるようCSSに要請した。 1999年1月、ベルギーでダイオキシンがフードチェーンを偶発的に汚染した。飼料の再利用のために回収所に収集された汚染した食用油脂の使用が要因であった。まず被害を受けたのは養鶏場であった。養鶏場の卵の生産量が減少したが、これは雌鶏の浮腫が出現する疾病が要因である。PCB類とダイオキシンがこの疾病の要因であると疑われた。家きん用の餌及び卵、雌鶏におけるこれらの物質の分析検査の結果、異常に高濃度のダイオキシン、フラン、PCB類の存在が確認された。食鳥処理場の動物油脂のあるロットにPCB類を含む鉱物油が故意又は偶然混入したことを疑った。当時60~80トンの油脂が40~50kgのPCB類(ダイオキシン1kgに相当する)に汚染していた。 CSS及びAFSCAの科学委員会は、他の内分泌かく乱物質について検討したように、低濃度のダイオキシン作用を検討する研究の際に1999年のベルギーにおけるダイオキシン問題の健康への影響について再調査することを望む。 論文「有機塩素化合物及びカドミウムへのばく露の影響に関する前向き研究」要旨のURLは下記のとおり http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25547368 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ベルギー |
情報源(公的機関) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
情報源(報道) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
URL | http://www.afsca.be/comitescientifique/avis/_documents/AVIS22-2015_CSS9289_Effetspotentielscrisedioxine_Signe_001.pdf |