食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04360240450
タイトル Eurosurveillance:「デンマークにおける培養法で確認されたカンピロバクター感染者の1990年代の増加はサーベイランスの作為的結果なのか?」
資料日付 2015年10月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Volume 20
, Issue 41
, 15 October 2015)に掲載された論文「デンマークにおける培養法で確認されたカンピロバクター感染者の1990年代の増加はサーベイランスの作為的結果なのか?(Was the increase in culture-confirmed Campylobacter infections in Denmark during the 1990s a surveillance artefact?)、著者HD Emborg(Statens Serum Institut
, デンマーク)ら」の概要は以下のとおり。
 1991年、1999年及び2006年に、デンマーク中央個人登録簿から無作為抽出された個人の血清検体が提供された。30歳以上の個人からの一年当り500検体について、カンピロバクターIgG、IgA及びIgM抗体を直接ELIZA法を用いて分析した。ここでは、デンマーク国民の毎年のカンピロバクター血清抗体陽性率(seroincidence)を推定するため、欧州疾病予防管理センター(ECDC)から入手できる血清抗体陽性率算出ツールを用いて数学的に逆算した。
 30歳以上における培養法で確認されたカンピロバクター症例数は1993年から1999年の間に2.5倍に増加していたが、推定されたカンピロバクター血清抗体陽性率は1991年、1999年及び2006年の間で有意差がなかった。このことから、1993年~2001年に観察された当該年齢層の家きん類関連カンピロバクター症臨床例が増加する以前に、カンピロバクターはデンマーク国民に広範囲に存在していたことが示唆された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=21277