食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04340480305
タイトル 欧州連合(EU)、トウガラシ属の香辛料類におけるオクラトキシンAの基準値を引き上げ
資料日付 2015年7月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は7月14日、トウガラシ属(Capsicum spp.)の香辛料類におけるオクラトキシンA (Ochratoxin A)の基準値を15μg/kgから20μg/kgに引き上げる委員会規則(EU) 2015/1137を官報で公表した。概要は以下のとおり。
1. 委員会規則(EC) No 1881/2006は、トウガラシ属の香辛料類におけるオクラトキシンAの基準値を定めている。
2. 委員会規則(EU) No 105/2010は、規則(EC) No 1881/2006を一部改正し、優良規範の適用により達成可能であるオクラトキシンAの基準値を設定した。更に規則(EU) No 105/2010は、香辛料類の生産国による防止対策の実施を可能にし、また、許容できないほどの貿易障害を避けるため、15μg/kgの基準値が適用される前の限定期間において30μg/kgという高めの基準値を定めた。委員会規則(EU) No 594/2012は、トウガラシ属について、この限定期間を2014年12月31日まで延長した。世界の様々な生産地域における優良規範の適用により、(訳注:作物中の)オクラトキシンAの濃度低減を達成できるかについての評価が、EU加盟国政府の専門家らの協力の下で欧州委員会(EC)の部局によって実施された。様々な生産地域において優良規範の適用に著しい改善があるものの、時には生育期及び収穫期に好ましくない気候状態があるため、オクラトキシンAについて予定されている更に低い基準値の15μg/kgは、トウガラシ属において常に達成可能というわけではない。従って、優良規範の適用により達成可能であり、高い水準のヒトの健康保護を今まで通り確保する、トウガラシ属の香辛料類におけるオクラトキシンAの新しい基準値を設定することが適当である。
3. 高めの基準値である30μg/kgが2014年12月31日まで適用されたため、委員会規則(EU) 2015/1137が設定する基準値は2015年1月1日から適用されることを定めることが適当である。
 以上の経緯及び観点から、委員会規則(EU) 2015/1137の附属書に基づいて規則(EC) No 1881/2006の附属書を一部改正し、トウガラシ属(乾燥果実の全体又は挽いたもので、トウガラシ、トウガラシの粉末、カイエンペッパー及びパプリカが含まれる)におけるオクラトキシンAの基準値を20μg/kgに設定することになった。委員会規則(EU) 2015/1137は、官報掲載の20日後に発効し、2015年1月1日から適用される。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32015R1137&from=EN