食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04340380343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、ペイ・ド・ラロワール地域の集団食中毒に関する衛生監視報告書No.27を発表
資料日付 2015年9月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は9月10日、ペイ・ド・ラロワール地域の集団食中毒に関する衛生監視報告書No.27を発表した。
 本報告書は1996年以降のこの地域の集団食中毒の報告を総括した。18年間で約12
,000人の患者が関連する966件の集団食中毒が報告された。約半数は家族経営のレストランで発生した。団体の食堂(学生食堂、社員食堂など)での発生は5年前以降から急速に減少した。サルモネラ属菌(特にSalmonella Enteritidis)による集団食中毒の頻度は著しく減少したが、ノロウイルスによる感染はおそらく患者と食品の診断技術が改善されたためか、徐々に確認される件数が増加している。
 調査によって一部の食品に特有のリスクが明らかになった。本報告書では介護療養型高齢者施設(Ehpad)で確認された3件のカンピロバクターの集団食中毒を紹介した。感染源として、サラダ及びムースに入っていたフォアグラが挙げられた。高齢者集団においては、不十分な調理又は調理台の汚染が主要なリスクとなっていた。
 ノロウイルスへの感染はウイルスの確認技術のおかげで確認が以前より容易になった。集団食中毒の調査によって、特に冬期には汚染された貝がしばしば関連していることが示された。地域社会において、食品汚染はノロウイルスに感染したレストランの従業員が関わっていることから、胃腸炎に罹った従業員は出勤停止とすることが重要である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/content/download/116449/408001/version/28/file/bvs_pays_de_loire_27_2015.pdf