食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04340360450
タイトル Eurosurveillance:「ブルガリアで2015年7月に検出された新たな集団ブルセラ症:中間報告」
資料日付 2015年10月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Volume 20
, Issue 39
, 2015年10月1日)に掲載された論文「ブルガリアで2015年7月に検出された新たな集団ブルセラ症:中間報告(A new outbreak of brucellosis in Bulgaria detected in July 2015 ? preliminary report)、著者R Nenova(National Center of Infectious and Parasitic Diseases
, ブルガリア)ら」の概要は以下のとおり。
 2015年7月にブルガリア西部のキュステンディル地方でブルセラ症の集団発生が観察された。8月15日までに31人の患者が診断されて全員がリラ町と疫学的関連性があった。患者は旅行や仕事で渡航したことはない。家庭内飼育された山羊及び/又はそれらの乳の不適切な使用が感染伝播の主要リスク要因とみられている。これは2006年以降ブルガリアで2件目の国内発生集団ブルセラ症であり、国の西部が影響を受けた。
 2014年10月の直近の動物衛生局による定期血清検査によると、キュステンディル地方の動物群は今回のヒトの集団感染が発生するまではブルセラ病清浄であると考えられていた。検出後の8月15日の血清検査では、2
,245頭のうち97頭が陽性であった。当該地域では、今回の集団感染の50年以上前から土着性の患者は発生していない。2006年に診断された一人の患者は、疫学調査によれば、イタリアの酪農場で働いていた時に恐らく感染したとみられている。
 キュステンディルでの今回の集団感染のアクティブ疫学サーベイランスから、新しい患者の発生が明らかになったのみならず、地域の人がよく飲んでいる生乳が常温で貯蔵されていたことも判明した。今年の7月は30℃以上になっていた。疫学中間報告によれば、家族で山羊を飼育する、又は沸騰させていない乳や自家製軟質チーズを摂取したことが感染のリスク要因となっていることが示された。地域衛生指導局は、病気の危険性、伝播機序、臨床兆候、乳を摂取前に最低10分間は沸騰させるなどの必要な予防策に関する情報を発信している。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=21264