食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04310380314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、グリホサートに関する国際がん研究所(IARC)によるモノグラフを精査中 |
資料日付 | 2015年7月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は7月30日、グリホサートに関する国際がん研究所(IARC)によるモノグラフを精査中である旨を公表した(2015年7月30日付 BfR通知 No.024/2015)。概要は以下のとおり。 BfRは、様々な評価過程の存在が、世界保健機関(WHO)の内部において未だに解消されていないとしている。 7月29日、グリホサートに関する国際がん研究機関(IARC)による論文の全文が公表された(モノグラフ112)。BfRは、これまで考慮されなかった参考資料、評価結果、質の問題及び手法の観点から、当該モノグラフを精査している。 グリホサートの認可の枠組みにおいてグリホサートの評価担当国であるドイツは、その結果を欧州食品安全機関(EFSA)に提出する。 WHOにおいても、同じWHO内の機関であるIARC及びFAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR)によるれぞれの評価が存在する背景を明らかにすべく、専門家による臨時のタスクフォースが立ち上げられた。これは、WHO内における科学的な相違への取り組みである。BfRは、政府の要請を受け、このモノグラフを科学的に精査している。 発がん性及び発生毒性の可能性に関する論文で、現在、科学界において議論の対象となっているものの多くは、純粋なグリホサート有効成分ではなく、グリホサート製剤を使用している。つまり、補助剤及び他の化合物が含まれる市販製品である。特に、補助剤の毒性はグリホサートの有効成分よりも強い可能性があり、また、正確な組成は、科学雑誌で公表される論文では記述されていない場合が多いことから、グリホサートを含む製剤を使用した論文は、欧州連合(EU)の承認手続きの枠組みの中におけるグリホサート評価においては、妥当性は却って低下する。 異なる機関が問題又は手法を評価する場合、異なる情報及び実験データに基づき異なる評価が存在するのは、科学的リスク評価においては、よくあることである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/343/bfr-prueft-monographie-der-internationalen-agentur-fuer-krebsforschung-iarc-zu-glyphosat-divergenzverfahren-innerhalb-der-who-noch-nicht-aufgehoben.pdf |