食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04300310450
タイトル Eurosurveillance:「新たなノロウイルスGII.17の出現、GII.4時代の終焉?」
資料日付 2015年7月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Vol.20
, No.26
, 2015年7月2日)に掲載された論文「新たなノロウイルスGII.17の出現、GII.4時代の終焉?(Emergence of a novel GII.17 norovirus ? End of the GII.4 era?)、著者M de Graaf (Erasmus MC、オランダ)ら」の概要は以下のとおり。
 2014~2015年の冬季に新たなノロウイルスGII.P17-GII.17株(GII.17 Kawasaki 2014)が、中国及び日本での集団胃腸炎の主原因として出現した。出現後、アジアの一部の地域では、この新たなGII.P17-GII.17ウイルスが従来の優占株GII.4遺伝子型Sydney 2012変異株に取って替わったが、他の大陸では限られた患者しか検出されていない。
 ここでは、この遺伝子型のノロウイルスのウイルス特性及び宿主特性に関する理解を深めるために、GII.17ウイルスに関する入手可能な情報の概要を提示する。我々は更にノロウイルスの疫学に関する現在の知見に照らして、この新たなノロウイルスGII.P17-GII.17の出現について議論する。現在の主要なノロウイルス株であるGII.4 Sydney 2012は世界の他の地域で取って替わっていくか否かは今後の課題である。このような状況において、公衆衛生共同体及びサーベイランスシステムは、次のシーズンでのこの新たなノロウイルスGII.P17-GII.17によるノロウイルスの活動増加の可能性に備える必要がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=21178