食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04270340149
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品中のマイクロプラスチック粒子に関する意見書を公表
資料日付 2015年4月30日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は4月30日、食品中のマイクロプラスチック粒子に関する意見書を公表した(2015年4月30日付 BfR意見書 No.013/2015)。概要は以下のとおり。
 マイクロプラスチックという用語は、様々な由来の大きさ及び化学成分の微細なプラスチック粒子に使用される。文献においても、マイクロプラスチックとは具体的にどのくらいの大きさを指すのかは、いまだ統一されていない。通常、0.001mm~5mm未満とする場合が多い。
 基本的に2種類のマイクロプラスチックがある。プラスチックベースの顆粒状又はペレット状の産業由来のものは一次マイクロプラスチックであり、化学的・物理的作用及びビニール袋やプラスチック製のボトルなどの製品の分解過程で生じるものが二次マイクロプラスチックである。現在は、二次マイクロプラスチックが、環境に入ってくる主な汚染源であると確認されている。
 現在、BfRは、食品中のマイクロプラスチックに関する化学成分、粒子サイズ又は濃度については、信頼性のあるデータを持ち合わせていない。確固たるデータが無いことから、マイクロプラスチックに汚染された食品の摂取に関する健康影響評価を行うことは、現時点では不可能である。BfRは、欧州食品安全機関(EFSA)に対し、食品中、特に海産物中のマイクロプラスチック及びナノプラスチックの存在に関する科学的意見書の作成を要請した。
 この意見書の全文(ドイツ語、5ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/343/mikroplastikpartikel-in-lebensmitteln.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/349/microplastic-particles-in-food.pdf