食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04250580450 |
タイトル | Eurosurveillance:「2009年3月から2012年2月までにポルトガルで発生したチーズが関連する集団リステリア症」 |
資料日付 | 2015年4月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 20 , Issue 17 , 30 April 2015)に掲載された論文「2009年3月から2012年2月までにポルトガルで発生したチーズが関連する集団リステリア症(Cheese-related listeriosis outbreak , Portugal , March 2009 to February 2012)、著者R Magalhaes(Universidade Catolica Portuguesa/Porto、ポルトガル)ら」の概要は以下のとおり。 ポルトガルではリステリア症は2014年4月から届出疾病となっているが、アクティブサーベイランス計画はない。国立病院25か所での遡及調査から、2009年3月から2012年2月までに1件の集団感染が発生していたことが判明した。集団感染の発生から検出まで16か月を要した。 報告のあったリステリア症患者30人のうち27人は、リスボン及びバレ・ド・テージョ地区で発生していた。2症例は母体/新生児感染で、1症例は流産であった。母体/新生児感染以外の患者平均年齢は59歳(標準偏差:17)で65歳以上は13人であった。患者致死率は36.7%であった。全症例が、パルスフィールドゲル電気泳動及びリボタイプのプロファイルで区別できない分子血清群(molecular serogroup)IVb分離株によって引き起こされていた。国の衛生当局及び食品安全当局の合同調査によって、チーズが加工工場の調査から感染源である可能性が高いとされた。 ポルトガルで初めて報告された食品由来集団リステリア症の規模の大きさから、リステリア症の早期検出及び集団感染解決のために効果的なサーベイランス体制を整備する重要性、及び日常の型別検査のためにListeria monocytogenes分離株を速やかに提出するプロセスの必要性が浮き彫りにされた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=21104 |