食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04230610482
タイトル 香港食物環境衛生署食物安全センター、野菜等の生食のリスクについて情報提供
資料日付 2015年3月12日
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概要(記事)  香港食物環境衛生署食物安全センターは3月12日、野菜等の生食のリスクについて情報提供した。
 先ごろ、未加工の食品だけを食べる完全菜食主義の食事(raw vegan diet)は免疫力が高まり、健康に有益であるとする報道があった。「未加工の食品だけを食べる完全菜食主義の食事」とはいったい何か?これらの食事スタイルは我々の健康にどのような影響があるのだろうか?
 「未加工の食品だけを食べる完全菜食主義の食事」とは加熱調理していない又は低温で調理しただけの、かつ加工していない植物を主食とする食事スタイルである。彼らは加熱調理や加工の過程で食品中の有益な酵素や栄養素が壊されるが、生食によりこれらの問題が避けられると信じている。
 注意すべき点は、農作物は栽培過程で寄生虫や有害微生物(リステリア・モノサイトゲネス、サルモネラ属菌、大腸菌等)の汚染を受ける可能性があり、洗うだけではこれらの微生物を完全に除去することができないということである。汚染された食品を喫食すると食中毒になることがある。
 また、タケノコ、苦杏仁(bitter apricot seeds)、ダイズ、インゲンマメ、赤インゲンマメ等の一部の食品は健康を害する自然毒を含んでいる可能性があり、適切な処理及び加熱調理を経なければ毒素の含有量を安全なレベルまで減らすことができない。よって、安全に食べるためにはタケノコ、苦杏仁、豆類は必ず十分に加熱調理しなければならない。
 プレスリリースの英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.cfs.gov.hk/english/whatsnew/whatsnew_fst/whatsnew_fst_Inherent_Risk_of_Eating_Raw.html
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港食物環境衛生署食物安全センター
情報源(報道) 香港食物環境衛生署食物安全センター
URL http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/whatsnew/whatsnew_fst/whatsnew_fst_Inherent_Risk_of_Eating_Raw.html