食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04230520160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、フードチェーンにおけるウイルスに関する報告書2件を公表 |
資料日付 | 2015年3月25日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は3月25日、フードチェーンにおけるウイルスに関する報告書2件を公表した。概要は以下のとおり。 1.報告書の1件は、食品の微生物学的安全性に関する諮問委員会(ACMSF)による「フードチェーンにおけるウイルスの最新状況」で、食中毒に関連するウイルスで最も重要なノロウイルス、A型肝炎ウイルス及びE型肝炎ウイルスを取り上げている。 ・ノロウイルスは、食品媒介感染と最もよく関連視されているウイルスである。しかし、食品の寄与度に関するデータはかなり少ない。専門家が食品由来のノロウイルスに関してオランダ及びカナダで行った2件の調査研究では、魚、貝類及び生鮮農作物を原因とする疾病の割合が最も多かった。 オランダにおける調査研究では、食品取扱者の感染の寄与が非常に高い(51%)と考えられる。カナダ及び英国における調査研究では、食品取扱者の感染は考慮されなかった。 ・オランダ、カナダ及び英国においてノロウイルスの感染源として最も多かったのは、オランダは感染者又は動物、カナダは魚介類、英国は魚介類であった。 2.もう1件の報告書は、FSAの主席科学顧問による「科学レポート 第1弾:食中毒ウイルス」である。ノロウイルスとは何かなどのQ&Aや、ノロウイルス及びE型肝炎ウイルス感染の決定に関するケーススタディなどを取り上げている。 ノロウイルスは感染力が非常に強く、英国における腸管感染症の主要な病原体である、などがイラスト入りで解説されている。 また、ウイルス、原虫、細菌別の食中毒の割合、ウイルス複製の仕組み、ウイルスの大きさなどに関して解説している。 「ACMSF フードチェーンにおけるウイルスの最新状況:食中毒ウイルスによる感染症に関する特別部会」(136ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.food.gov.uk/sites/default/files/acmsf-virus-report.pdf 「FSAの主席科学顧問による科学レポート」(16ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.food.gov.uk/sites/default/files/csa-report-issue-one-foodborne-viruses.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2015/13762/two-reports-on-viruses-in-the-food-chain-published-today |