食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04220570294 |
タイトル | 世界保健機関(WHO)、ガイドライン「成人及び児童の糖類摂取量」を発表 |
資料日付 | 2015年3月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 世界保健機関(WHO)は3月4日、ガイドライン「成人及び児童の糖類摂取量」を発表した。概要は以下のとおり。 新ガイドラインは、成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大するという。 遊離糖類とは単糖類(ブドウ糖・果糖等)及び二糖類(しょ糖・食卓砂糖等)のことで、人が食品・飲料に添加する糖類のほか、蜂蜜・シロップ・果汁・濃縮果汁中に天然に存在しているものをいう。 遊離糖類摂取量をエネルギー総摂取量の10%未満に抑えるなら、過体重・肥満・う歯(虫歯)のリスクを減らせる明確な証拠がある。なおこのガイドラインは、生鮮果実・野菜中の糖及び乳中に天然に存在する糖を対象に含めていない。これらについては、摂取による有害影響を裏付ける証拠がないためである。 今日消費される糖類は、加工食品中に「隠れて」いるものが多い。例えば、テーブルスプーン1杯分のケチャップには4g(ティースプーン1杯分)の遊離糖類が含まれる。炭酸飲料1缶では40g(同10杯分)にもなる。 遊離糖類の消費量は年齢・環境・国によってばらつきがある。例えば欧州諸国の場合、成人ではエネルギー総摂取量の7~8%(ハンガリー、ノルウェー)から16~17%(スペイン、英国)の範囲にある。児童では更に数値が跳ね上がり、12%(デンマーク、スロベニア、スウェーデン)から25%(ポルトガル)になる。田園地帯と都市部でも違いがあり、同じ南アフリカでも田園部の7.5%に対して都市部では10.3%となる。 ガイドラインの全文(59ページ)は以下のURLから入手できる。 http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/149782/1/9789241549028_eng.pdf?ua=1 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
情報源(報道) | 世界保健機関(WHO) |
URL | http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2015/sugar-guideline/en/ |