食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04190330475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、EFSAが、現在のBPAのばく露レベルでは健康リスクがないと考えられるが、TDIを下げることを推奨すると公表
資料日付 2015年1月21日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は1月21日、EFSAが、現在のBPAのばく露レベルでは健康リスクがないと考えられるが、TDIを下げることを推奨すると公表した。
 EFSAは2014年1月、BPAの健康リスクについての科学的意見書案の意見募集をした。ANSESはこれに貢献し、EUが実施した広範にわたる研究を重要視し、評価の違い、とくに不確実性への考慮、研究データの解釈の違いを指摘した。EFSAは現在のBPAばく露量は、ヒトへの健康リスクに対して低すぎると指摘し、BPAのTDIを著しく下げることを推奨するに至った研究結果を発表した。一方、本報告書で評価の相違が残っているが、EUとフランスは協力を継続し、低用量BPAの健康への影響に関する新たな研究を実施する予定である。
 ANSESは2012年、分類・表示・包装規則(CLP)において生殖毒性物質としてBPAのより厳しい分類を提案した。2014年3月の欧州化学品庁(ECHA)のこの提案に関する好意的な意見に対して、EUはCLP規則付録VIの修正によってこの分類を近日中に採用することが期待される。この分類のカテゴリー1Bへ分類することで、BPAの職業的な使用の予防措置の強化(第一に代替物質)の義務化、もしくは0.3%以上のBPAを含む消費者向けの物質や混合物の販売の禁止のような、より厳格な規制措置の採用が必要となるであろう。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/content/bisph%C3%A9nol-l%E2%80%99efsa-pr%C3%A9conise-une-diminution-de-la-dose-journali%C3%A8re-tol%C3%A9r%C3%A9e-tout-en-consid%C3%A9rant